第111回医師国家試験は500問ありました。
medu4という予備校が出している情報では、そのうち小児科の問題は35問だったとのことです。
意外に少ないなあと思って、私も国家試験の問題を見てみました。
「これは小児科かな、これは小児科じゃないな」と言いながら仕分けすること数時間。
小児科の問題は全部で何問だったでしょうか。
その数、全部で72問でした!
まあ、26歳の喘息発作とかも「26歳だけど、小児科でも診られるよね」と言いながら仕分けた結果なので、過大評価したのは間違いありません。
極論を言えば、医師国家試験レベルの問題は何科のドクターであっても常識レベルなわけで、「小児科医なら500問ぜんぶ答えられる」という考え方もあります。
でも、「これは内科医や外科医よりも、小児科医が得意とする分野だよね」という視点で見ていくと、72問が小児科の問題になったという話です。
このページの目次です。
- 1 第111回医師国家試験の良問37題
- 1.1 111A2
- 1.2 111A12
- 1.3 111A39
- 1.4 111A54
- 1.5 111B1
- 1.6 111B19
- 1.7 111B29
- 1.8 111B30
- 1.9 111C3
- 1.10 111C19
- 1.11 111C27
- 1.12 111D14
- 1.13 111D23
- 1.14 111D26
- 1.15 111D27
- 1.16 111D30
- 1.17 111D40
- 1.18 111D41
- 1.19 111E19
- 1.20 111E27
- 1.21 111E33
- 1.22 111E35
- 1.23 111E51
- 1.24 111E54
- 1.25 111G17
- 1.26 111G43
- 1.27 111G51
- 1.28 111G53
- 1.29 111H9
- 1.30 111I3
- 1.31 111I8
- 1.32 111I14
- 1.33 111I21
- 1.34 111I33
- 1.35 111I64
- 1.36 111I73
- 1.37 111I75
- 2 第111回医師国家試験の良問まとめ
第111回医師国家試験の良問37題
さて、ここからが本題です。
この72問の小児科問題を良問と悪問に仕分けします!
- 良問の定義:研修医が知っていると、現場で役立つ知識。
- 悪問の定義:研修医が知っていても、現場で役立たない知識。
現場で役立つのかどうかを決めるのは、私の主観です。
近年、良問が増えてきたとされる医師国家試験問題。
私の基準では、良問が多いのか、それとも悪問が多いのか。
その結果は……。
かろうじて、良問のほうが多いという結果です!
今回は、良問に分類した問題37個について、良問とした理由を書いて行きます。
「悪問のほうが気になる!」という人は、こちらの記事もどうぞ。
111A2
神経線維症I型について正しいのはどれか
a.聴神経腫瘍を合併する。
b.脊椎の変形は幼児期から発症する。
c.神経線維腫は学童期以降に出現する。
d.カフェオレ斑は生後6か月以降に出現する。
e.カフェオレ斑の数と神経線維腫の数は相関する。
解答C
111A12
疾患と症状の組み合わせで誤っているのはどれか。
a.ノロウイルス感染症-嘔吐
b.甲状腺機能亢進症-便秘
c.上部消化管出血-黒色便
d.潰瘍性大腸炎-粘血便
e.消化管閉塞症-腹痛
解答b
111A39
18歳の男子。胸痛と呼吸困難とを主訴に来院した。ランニングの途中に突然の右胸腹部痛と呼吸困難とが出現し、約10分様子をみていたが呼吸困難が更に悪化したために来院した。脈拍104/分、整。血圧90/60mmHg。SpO2 92%(room air)。頸動脈の怒張を認める。呼吸音は右側で減弱、右胸部の打診で鼓音を呈している。酸素投与を開始し、胸部エックス線写真を撮影したところ右肺の完全虚脱と左肺への縦隔偏位を認めた。
直ちに行う処置はどれか。
a.下肢挙上
b.胸腔ドレナージ
c.昇圧剤投与
d.人工呼吸管理
e.鎮痛薬投与
解答b
111A54
5歳の男児。咳嗽と呼吸困難とを主訴に両親に連れられて来院した。3日前から発熱、咳嗽および喘鳴が出現したため、かかりつけ医を受診しβ2刺激薬吸入と経口副腎皮質ステロイドが処方された。昨夜から解熱したが呼吸困難のため夜間眠れなくなり、再度かかりつけ医を受診したところ喘鳴と鎖骨上窩の皮膚の握雪感とを認めたため紹介された。来院時、会話ができない状態であった。
この患児の胸部エックス線写真で予想される所見はどれか。2つ選べ。
a.心拡大
b.皮下気腫
c.肺過膨張
d.胸腺肥大
e.肋間の狭小化
解答b,c
111B1
検者が右利きの場合、髄液穿刺を行うのに最も適切な被検者の体位はどれか。
a.座位
b.砕石位
c.腹臥位
d.右側臥位
e.左側臥位
解答e
111B19
妊娠20週の胎児について正しいのはどれか。
a.網膜が完成する。
b.造血は主に骨髄で行われる。
c.生理的臍帯ヘルニアを認める。
d.肺では肺胞の発達が完成する。
e.心拍出量は右心室からが左心室からよりも多い。
解答e
111B29
正期産児より早産児にみられる所見はどれか。
a.うぶ毛が多い。
b.耳介軟骨が厚い。
c.皮下脂肪が厚い。
d.皮膚角化層が厚い。
e.足底のしわが多い。
解答a
111B30
保健所の業務はどれか。
a.生活保護の認定
b.食品に関する営業所の監視
c.予防接種後の健康被害救済
d.地域包括支援センターの設置
e.休日夜間急患センターの設置
解答b
111C3
乳児において循環血液量減少性ショックを生じる可能性がある疾患はどれか。
a.脊椎損傷
b.急性腎盂腎炎
c.食物アレルギー
d.心タンポナーデ
e.ウイルス性胃腸炎
解答e
111C19
6か月の乳児。発熱を主訴に母親に連れられて救急外来に来院した。意識は清明であるが、ぐずっている。体温38.5℃、心拍数144/分、整。血圧90/60mmHg、呼吸数30/分。SpO2 98%(room air)。毛細血管再充満時間4秒と延長している。
この患児において重症感染症を示唆する所見はどれか。
a.体温
b.心拍数
c.血圧
d.呼吸数
e.毛細血管再充満時間
解答e
111C27
髄液検査を行うこととした。
鑑別診断のために脳脊髄液検査の結果と対比すべき血液検査の項目はどれか。
a.血糖
b.総蛋白
c.好中球数
d.ナトリウム
e.クレアチニンキナーゼ
解答a
111D14
HTLV-1について正しいのはどれか。2つ選べ。
a.レトロウイルスである。
b.CD8陽性T細胞に感染する。
c.感染経路は母乳がほとんどである。
d.感染者は日本では東日本地域に多い。
e.感染から成人T細胞白血病の発症までの期間は5年以内である。
解答a,c
111D23
20歳の男性。右上下肢伸展位と右共同偏視が出現した後、全身けいれん発作が出現したため救急車で搬入された。意識レベルはGCS7(E2V2M3)。来院時も右上下肢の強直間代性けいれんが持続している。体温38.2℃。心拍数96/分、整。血圧158/96mmHg。呼吸数32/分。SpO2 98%(鼻カニューラ2L/分酸素投与下)。
第一選択となる薬剤はどれか。
a.ジアゼパム
b.ミダゾラム
c.フェニトイン
d.カルバマゼピン
e.プロポフォール
解答a
111D26
26歳の男性。健康診断で蛋白尿と血尿を指摘されて来院した。数年前から尿潜血を指摘されていたがそのままにしていた。血圧120/76mmHg。尿所見:蛋白2+、潜血2+、沈査に変形赤血球と赤血球円柱とを認める。血液所見:尿素窒素16mg/dL、クレアチニン0.7mg/dL。腹部所超音波検査で異常を認めない。
次に行うべき検査はどれか。
a.膀胱鏡
b.腎生検
c.腹部CT
d.腎動脈造影
e.レノグラム
解答b
111D27
1歳0か月の男児。午後9時45分に熱湯による熱傷のため救急車で搬入された。午後9時ごろ、自宅でテーブルの上のポットを両親が目を離した間に倒し、熱湯をかぶったため両親が救急車を要請した。意識は清明で激しく泣いている。体温36.2℃。心拍数152/分、整。呼吸数40/分。SpO2 100%(room air)。患児の皮膚の写真を別に示す。
深度が最も深いと思われる熱傷部位はどれか。
a.赤いところ
b.赤いところ
c.白いところ
d.赤いところ
e.赤いところ
解答c
111D30
4か月の乳児。嘔吐、血便および活気不良のため母親連れられて来院した。2日前の朝から便がゆるく哺乳不良であった。昨日の朝に自宅近くの診療所を受診し安静を指示されていた。今朝から嘔吐が続き顔色も悪く、ぐったりして血便が見られたため夕刻に受診した。呼びかけには眼を開けるが、すぐに閉じてしまう。体温37.8℃。脈拍160/分(微弱)、整。血圧70/50mmHg。呼吸数40/分で浅い。SpO2 96%(マスク2L/分 酸素投与下)。毛細血管再充満時間3秒と延長している。栄養状態は良好。顔面は蒼白。心音と呼吸音とに異常を認めない。腹部は膨満し、筋性防御を認める。血液生化学所見:総蛋白7.0g/dL、アルブミン3.6g/dL、尿素窒素20mg/dL、クレアチニン0.6mg/dL、Na135mEq/L、K3.8mEq/L、Cl98mEq/L、CRP10mg/dL。急速輸液を開始した。腹部超音波像はターゲットサインを認める。
次に行う治療はどれか。
a.浣腸
b.緊急手術
c.昇圧薬投与
d.利尿薬投与
e.非観血的整復
解答b
111D40
12歳の男児。サッカーの練習をすると頭が痛くなることを主訴に父親に連れられて来院した。安静時は体位にかかわらず頭痛はない。意識は清明。脈拍76/分、整。血圧126/74mmHg。心音と呼吸音とに異常を認めない。神経学的所見に異常を認めない。血液所見と血液生化学所見に異常を認めない。頭部MRIのT2強調矢状断像では小脳が大後頭孔に陥入している。
今後発症する可能性が高いのはどれか。
a.水頭症
b.脳梗塞
c.脊髄空洞症
d.くも膜嚢胞
e.小脳血管芽腫
解答c
111D41
6歳の女児。時々、会話が途切れることがあるため母親に連れられて来院した。これまでに2回の単純型熱性けいれんの既往があるが、成長や発達に異常を認めない。身体所見に異常を認めない。過呼吸時の脳波で3Hzの棘徐波複合を認める。
この所見が出現したときの症状はどれか。
a.開眼する。
b.顔色が蒼白になる。
c.全身がけいれんする。
d.呼びかけに反応しない。
e.頭部が前屈し両上肢が挙上する。
解答d
111E19
二次性徴について正しいのはどれか。
a.女子では陰毛の出現が最初の徴候である。
b.男子では腋毛の出現が最初の徴候である。
c.発言は暦年齢より骨年齢によく相関する。
d.陰茎の成長は思春期後期に出現する。
e.身長急伸は初経の後に起こる。
解答c
111E27
医師の守秘義務を定めた法律はどれか。
a.医師法
b.医療法
c.刑法
d.個人情報の保護に関する法律
e.特定機密の保護に関する法律
解答c
111E33
骨年齢が遅延するのはどれか。
a.単純性肥満
b.思春期早発
c.中枢性尿崩症
d.甲状腺機能低下症
e.先天性副腎皮質過形成
解答d
111E35
7か月の乳児の所見として異常を疑うのはどれか。2つ選べ。
a.四つ這いができない。
b.モロー反射が出現しない。
c.ランド―反射出現しない。
d.バビンスキー反射が出現しない。
e.顔にかけたタオルを取り除かない。
除外問題
111E51
12歳の男児。肺結核の接触者検診のため来院した。同居している祖父が肺結核と診断されており、患児は2週間前から37.5℃前後の微熱と咳嗽が続いている。
対応として正しいのはどれか。
a.診察時は手袋を着用する。
b.聴診器を患児専用にする。
c.トイレでの採痰を指示する。
d.医療従事者はN95マスクを着用する。
e.診察室内で患児が接触した場所の消毒を行う。
解答d
111E54
1か月の乳児。発熱を主訴に両親に連れられて来院した。本日から38℃台の発熱を認めたため夜間の救急外来を受診した。咳や鼻汁などの気道症状はなく、嘔吐や下痢もない。しかし、何となく元気がなく泣き声も弱々しい。哺乳量も普段の半分程度であるという。在胎39週、2980gで出生した。昨日まで期限がよく、母乳栄養で体重増加は良好であった。咽頭は発赤を認めず、心音と呼吸音とに異常を認めない。腹部は平坦、軟で、肝・脾を触知しない。大泉門は平坦である。血液検査に異常なし。
両親に対する説明として適切なのはどれか。
a.「明日の外来を受診してください」
b.「重症感染症の疑いがあります」
c.「解熱薬を使用しましょう」
d.「肝機能異常があります」
e.「光線療法が必要です」
解答b
111G17
羊水の産生および吸収への関与が最も小さいのはどれか。
a.羊膜
b.胎児肺
c.胎児腎臓
d.胎児直腸
e.胎児皮膚
解答d
111G43
6歳の女児。ヒルシュスプルング病の定期検診で来院した。1歳時に回腸肛門吻合述を受けた。現在、在宅で中心静脈栄養、経腸栄養剤および普通食で栄養支援をしている。中心静脈栄養は1000ml/日で、12.5%がブドウ糖で、7.5%ふがアミノ酸である。推定必要エネルギー量は1450kcal/日である。中心静脈栄養から離脱できるか評価したい。
エネルギー必要量のうち、現時点で中心静脈栄養が占めている割合にもっとも近いのはどれか。
a.20%
b.25%
c.45%
d.55%
e.75%
解答d
111G51
9か月の乳児。嘔吐と下痢とを主訴に両親に連れられて来院した。2日前に乳児健康診査の帰宅後から機嫌が悪かった。昨日からは嘔吐と頻回な下痢が出現し、尿量も減少しているという。体重7800g。体温37.0℃。心拍数120/分、整。呼吸数40/分。毛細血管再充満時間3秒と延長している。顔色は不良で、皮膚ツルゴールは低下している。
この患児の脱水状態の重症度判定にもっとも適切なのはどれか。
a.心拍数
b.血清Na値
c.1日の尿量
d.血清浸透圧
e.体重減少の程度
解答e
111G53
日齢5の新生児。在胎39週、出生体重2840gで帝王切開で出生した。Apgarスコアは5点(1分)、9点(5分)。本日、心雑音を認めたため、心エコー検査を行ったところ大動脈遠位弓部狭窄、心室中隔欠損、および動脈管開存を認めた。
今後、この患児にみられる可能性が高い症候はどれか。
a.上肢のチアノーゼ
b.上下肢の血圧差
c.尿量の増加
d.stridor
e.脾腫
解答b
111H9
皮内注射について正しいのはどれか。
a.注射部位をよく揉む。
b.インスリン投与に用いる。
c.注射後24時間は入浴を控える。
d.血液の逆流を確かめてから注入する。
e.刺入あとは皮膚の表面と平行に針を進める。
解答e
111I3
細菌性髄膜炎の原因菌でセフェム系抗菌薬が有効でないのはどれか。
a.緑膿菌
b.肺炎球菌
c.リステリア
d.インフルエンザ菌
e.クレブシエラ属菌
解答c
111I8
ビタミンK欠乏症の患者において血液検査で低値となるのはどれか。
a.FDP
b.PT-INR
c.PIVKA-II
d.ヘパプラスチンテスト
e.APTT
解答d
111I14
注意欠陥多動性障害(ADHD)について正しいのはどれか。
a.愛着障害を伴う。
b.言語発達が遅れる。
c.男児より女児が多い。
d.親の養育態度が原因である。
e.初めての状況で多動が増悪する。
解答e
111I21
アレルギー性鼻炎における鼻閉の発症に関与するのはどれか。
a.血清IgG4
b.アドレナリン
c.ロイコトリエン
d.C1インヒビター
e.プロスタグランディン
解答c
111I33
緊急開腹手術を必要とする疾患はどれか。2つ選べ。
a.胃破裂
b.肥厚性幽門狭窄症
c.中腸軸捻転症
d.臍ヘルニア
e.ヒルシュスプルング病
解答a,c
111I64
20歳の男性。右顔面の青色の色素斑を主訴に来院した。3年前から色素斑が出現し、次第に濃くなってきたため受診した。顔面の写真を別に示す。
この疾患について正しいのはどれか。
a.表皮顆粒層のメラニン沈着による。
b.レーザー治療が有効である。
c.日本人では少ない。
d.悪性化しやすい。
e.遺伝性である。
解答b
111I73
26歳の女性。呼吸困難を主訴に来院した。1週間前に咽頭痛、鼻汁、微熱が出現した。その後解熱したが本日の午前2時ごろから呼吸困難が著明となったため午前4時に救急外来を受診した。小児期に気管支喘息と診断されたが中学生時に寛解している。呼吸困難はみられるが会話はかろうじて可能である。SpO2 89%(room air)。両側の胸部全体にwheezesを聴取する。酸素投与を開始し、末梢静脈路を確保した。
直ちに行うべき治療はどれか。2つ選べ。
a.抗菌薬点滴静注
b.副腎皮質ステロイド吸入
c.アミノフィリン点滴静注
d.短時間作用性β2刺激薬吸入
e.ロイコトリエン受容体拮抗薬内服
解答c,d
111I75
出生直後の新生児。早産児のためにNICUに入院した。母親は前期破水のため2日前から入院していた。在胎26週、出生体重980gで経腟分娩で出生した。Apgarスコア4点(1分値)。体温37.3℃。心拍数160/分、整。呼吸数50/分。SpO2 90%(保育機内の酸素投与30%)。大泉門は平坦。呻吟と肋間腔の陥没とを認める。
考えられる疾患はどれか。2つ選べ。
a.先天性肺炎
b.呼吸窮迫症候群
c.胎便吸引症候群
d.新生児一過性多呼吸
e.Wilson-Mikity症候群
解答a,b
第111回医師国家試験の良問まとめ
全部で37題を良問に認定しました。
これらの問題は、小児科医として診療していくうえで、とても大切なテーマを含んでいます。
国家試験はあくまで国家試験で、実臨床とは関係ないと思われがちです。
ですが、今回の検証で、医師国家試験には患者さんを診るうえで大切なことが多く含まれるということが分かりました。
4月から新しく医者となる人は、小児科研修を受けるのであれば、その前にこの37問をもう一度見なおしてから研修に来てくれると、いい研修が受けられるのではないかと思います。
せっかく受けた試験なんですから、受けっぱなしというのはもったいないです。
なお、第111医師国家試験の合格率について思うことをこちらに書きましたので、併せてどうぞ。