牛乳アレルギーですが「食パンは食べています」に思うこと。
食物アレルギー診療において、アレルゲンとなる食品をどれだけ摂取したことがあることかを尋ねることはとても重要です。 一口に牛乳アレルギーといっても、ティースプーン1杯でアレルギー症状が出たのか、大さじ1杯で出たのか、100…
食物アレルギー診療において、アレルゲンとなる食品をどれだけ摂取したことがあることかを尋ねることはとても重要です。 一口に牛乳アレルギーといっても、ティースプーン1杯でアレルギー症状が出たのか、大さじ1杯で出たのか、100…
久々の更新となりました。 理由はいくつかあります。 単純に忙しかったというのもあります。 COVID-19診療は患者数以上に時間と労力を奪いました。 また、2022年はすごくたくさんの仕事を依頼されました。 講演、監修、…
舌下免疫療法。 スギやダニのエキスを摂取することで、スギやダニに強くなるという、とても面白い治療法です。 スギ花粉症やダニのアレルギー性鼻炎に対して使用されます。 対症療法ではなく、アレルギー性鼻炎の根治療法として役立ち…
子どもを病院に連れていくタイミングに悩んだことはありませんか? 平日の日中に、かかりつけ医を受診する場合は、悩まなくていいと私は思っています。 ささいな症状、悩み事であっても、かかりつけ医に相談すればいいと思うのです。 …
卵を生後6カ月から少量与えることで、卵アレルギーを予防できる可能性が高まるという研究があります。 これはPETIT study(プチスタディと発音)と呼ばれ、2017年12月に成育医療センターから発表されました。 牛乳で…
アモキシシリン。 小児科では非常にポピュラーな抗菌薬です。 溶連菌性咽頭炎、中耳炎、副鼻腔炎、肺炎などで使用されます。 このアモキシシリンの1日最大量について、悩んだことはありませんか? 今回は、アモキシシリンの1日最大…
産経新聞の記事に、こんなことが書いてありました。 都医師会理事で小児科医の川上一恵氏は「(子供は)喜怒哀楽を相手の表情や言葉を聞くことで覚えていくが、(マスク着用の)影響が5年先、10年先に出てくるのではないか」と不安視…
小児輸液のトリセツを読みました。 前半の「ナトリウム量」に注目しがちですが、後半の「ナトリウム濃度」も秀逸でした。 今日は、小児輸液のトリセツの感想を書きます。 ナトリウム量 本書の前半のポイントは「ナトリウム量」です。…
「アトピー性皮膚炎を根本的に治したいです。原因はなんですか?」 外来では、こういう質問を時々受けます。 今回は、アトピー性皮膚炎の原因、そして根本治療について相談されたとき、私がどう答えているかを書きます。 質問の背景を…
過去を振り返り、未来に馳せ、そして現在を助ける。 「マスト&ベスト」は、そんな一冊でした。 今回は、「フローチャートで学ぶ! 小児感染症診療マスト&ベスト」の感想を書きます。 小児感染症診療に関連する80のフローチャート…