2017年2月の閲覧数から分かる医療ブログをアクセスアップさせる方法。

人間はいかなる反省にも先立って現に存在し、しかもその多義的な現存を各自的に引きうけることによっていつも本質的に、なんらかの世界の内に、この世界を了解しつつ存在せざるをえない。

ハイデッガー 世界内存在

世界と関わることで、自分が出来上がるという意味で私は理解しています。

どうでもいいことですが、私はセンター試験の倫理が満点だったという特殊な経歴を持っています。
いわゆる哲学オタクなんです。

そして、ブログを書くことが世界と関わることになるかどうかは別の話です。

2017年2月の人気記事とアクセスアップの方法

今月はアクセス数に面白い傾向があったため、アクセスアップできる医療記事について言及できます。

最初に結論を書いておきます。
ホットな話題を記事にすれば、アクセスアップします。

このブログは1月22日から本格的に稼働しました。
1日1回の更新を続け、平坦な日々を送っていました。

それが、2月11日に突然アクセスアップしています。
この2月11日に書いた記事が、1番アクセス数を集めました。

では、5位から順に紹介します。

第5位

インフルエンザを検査すべきではない時。判断を左右する4%と70%の壁。

インフルエンザを検査すべきではない時。判断を左右する4%と70%の壁。

2017.02.19
偽陽性や偽陰性について書きました。
記事を書くにあたって、感度と特異度から陽性的中率を求める計算を久しぶりにしました。
正確に計算するのは、国家試験ぶりかもしれません。
(概算であれば時々するのですが)

インフルエンザの検査をされたりされなかったりする患者さんの疑問を解決できればいいなあと思って書いたのですが、内容は医者向けになってしまいました。
ですが、時期的にインフルエンザが流行していたこともあり、人気の記事となりました。

第4医

溶連菌性咽頭炎の症例提示。発症から治癒まで小児科専門医が徹底解説。

溶連菌性咽頭炎の症例提示。発症から完治まで小児科専門医が徹底解説。

2017.02.26
溶連菌がこの順位に来るのは意外でした。
Facebookからの流入が多かったです。
溶連菌については私もよく知っているつもりでしたが、こうやってあらためて記事にしてみると、いろいろ勉強になりました。

症例提示は書いていて楽しいのですが、私自身が小児科医であるため、どうしても医者のセリフが多くなってしまいます。
できれば、お父さん・お母さんの気持ちを代弁できるような構図にしたいので、お母さんのセリフを増やしていくことが今後の課題です。

第3位

子どもの採血時に親を引き離す4つの理由とその反論。

子どもの採血時に親を引き離す4つの理由とその反論。

2017.02.17
これもFacebookからの流入が多くありました。
病院で子どもが採血されるとき、引き離されたという経験を持っている人にとって、興味を引いた記事なのだと思います。

実際のところ、親に採血を手伝ってもらったほうがやりやすいので、私は親を引き離さない派です。
ですが、引き離す医者と引き離さない医者が混在することは混乱の原因ともなりますので、難しいところだなあと思います。
(多数派に合わせるというのであれば、引き離す方針で統一すべきということになります)

第2位

40人以上の低身長を診察した小児科医による低身長外来の実際。

40人以上の低身長を診察した小児科医による低身長外来の実際。

2017.02.20
子どもの背を伸ばしてあげたいという親は多いということなのでしょう。
タイトルがよかったような気がしますし、書き始めがよかったような気もします。
私も書きながら、USJに行きたくなりました。

このUSJのたとえは、私の低身長外来ではよく出てきます。
子どもの身長が92cmを超えると「これでスヌーピーのジェットコースターに乗れるね」と言います。
場が和やかになるので、低身長外来ではかなり使えるフレーズです。

余談ですが、私の子どもはスヌーピーのコースターですごく泣きました。

第1位(アクセスアップさせた記事)

致死性不整脈。18歳以下の心臓系突然死と小児科医の見解。

致死性不整脈。18歳以下の心臓系突然死の原因と小児科医の見解。

2017.02.11
1位になるだろうなあと思って書きました。
圧倒的な集客力を誇り、2位とは3倍以上のアクセス数がありました。
どうやって計算すればいいのかは統計学の先生に相談しなければいけませんが、明らかに有意差を持って閲覧されました。

ニュースと絡めると強いですね。
Google検索でいっぱい来てくれます。

アクセス解析

SEO的には、直帰率の高さが気になります。

記事の焦点を絞って、もっと短い記事を書くといいかもしれません。
直帰率の割に平均セッション時間が十分長いので、記事を分割するのもよさそうです。

確かに、2月の記事はどれも4000字前後で、相当長い記事ばかりを書いていました。
書きたいことがいっぱいあって、どうしても文字数が多くなってしまいます。
セッション時間と直帰率のバランスからは、2500字くらいがいいのかなあと思います。

総評

ニュースで話題になったことを自分の視点で考察することで、アクセスが大きくアップすることが今月の閲覧数から分かりました。

なお、このブログはGoogleアドセンスをはじめとした広告を一切載せていませんので、正直なところそれほどアクセスアップを目指しているわけではありません。
(医学書は稀に紹介します)

あまり人気を狙うことはせず、私が知っていることや考えていることを淡々と発信していきたいと思います。

副収入が欲しくて、人気ブログを作りたいなら、アトピービジネスを参考にすればいいと思うんですよ。
「アトピー性皮膚炎にはステロイドは効かない」という内容で記事を書けば、簡単にアクセスアップします。
既存の医療を否定すると目立ちますから。

そういうアクセスアップ至上主義が、信ぴょう性のない医療記事の量産に繋がっていると思うので、私はそのアンチテーゼでありたいと思います。

ですが、アクセスされないブログというのは、チラシの裏に記事を書いているのと変わりがありません。
意見を発信し、世界に訴えるには、ある程度のアクセス数が必要です。

致死性不整脈はニュースで持ちきりでしたので、試しに記事にしてみました。
アクセスを集めるだろうとは思っていましたが、予想通りでした。

ニュースに対して医学的なコメントを書くのはそれほど難しくないので、それをずっと続けていればもっとアクセスアップできそうです。

もちろん、アクセス数に振り回されて、人気の出そうな記事ばかり書くのは危険です。
小児科医として伝えたいことと、人気が出そうな記事を書くことは別だからです。

人気取りはしたくないけれど、人気がないと読んでもらえないというambivalenceな心境です。
何事もバランスかなと思います。

最後に先月の人気記事を紹介します。

2017年1月の人気記事BEST5。今求められている医療記事の傾向。

2017.02.04