第116回医師国家試験の「興味深い良問6つ」を小児科医がピックアップ。
2022年度の第116回医師国家試験、受験された方はお疲れさまでした。 試験のために勉強しているわけではありませんが、効果的な勉強を続けていくために試験はそれなりに有用だと私は思っています。 というわけで、医師国家試験の…
2022年度の第116回医師国家試験、受験された方はお疲れさまでした。 試験のために勉強しているわけではありませんが、効果的な勉強を続けていくために試験はそれなりに有用だと私は思っています。 というわけで、医師国家試験の…
気管支喘息では、しんどくなったとき(急性増悪時)の治療は重要ですが、「しんどくならないための」治療はさらに重要です。 喘息でしんどくならないために、喘息を上手にコントロールするためのプランを「長期管理」ともいいます。 喘…
お子さんが成長して離乳食の時期になると、新しい食べ物に日々挑戦することになります。 「今日から卵を始めてみよう」 という日が、必ずやってきます。 そのとき、ちょっと口周りが赤くなってしまったり、もしくはアレルギーが怖くて…
「子どもの診かた、気づきかた」には、5つの楽しみ方があります。 今回は、使い方、伍ノ型について書きます。 壱ノ型:所見殺しのプレチェック NCPRでは、最初に「プレテスト」をしますよね。 自分が今、どれくらいの知識がある…
寒い日が続き、お日様の光がありがたい!と思う毎日です。 このお日様の光が、「新生児黄疸」の治療法確立のきっかけになりました。 黄疸の治療については、以前にも書きました。 今日は新生児黄疸と、太陽光のお話をしてみます。 光…
子どもが頭を打ったとき、頭部CTを撮るかどうかについて、有名な基準があります。 それが、PECARNルールです。 PECARNルールについては、以前書いたことがあります。 PECARNルールは、”外傷性脳損傷…
「丹波霧」を知っていますか? 丹波はコンパクトな盆地となっているので、とても濃い霧がよく発生します。 霧が出る日はよく晴れる、霧が濃い日は濡れる、霧が黒豆をおいしくする、などなど。 丹波で生活していると、霧はよく話題にな…
0-2歳くらいの子どもって、何でも口に入れますよね。 ボタン電池はキラキラ光って、つるんとしているので、誤飲事故が起きやすいです。 「ボタン電池を飲んだら、大変なことになってしまうんじゃないの」と、医療者ですら不安になる…
「発熱で敗血症を推定しようとしていた時代は確かにあった。SIRSといってね。2015年までは、たとえば発熱38℃と白血球12000あれば敗血症だったよ」 「今は呼吸数と意識状態と血圧です」 子どもの診かた、気づきかた 小…
身長が-2SD未満であることを「低身長」といいます。 -2SDとは同じ年齢、同じ性別の人を100人集めたときに、前から2番目か3番目くらいになる身長のことを指します。 低身長の子どものうちの5-10%は「成長ホルモン分泌…