生後3か月未満の尿路感染症では、髄液検査を省略していいですか?
以前、生後3か月未満の発熱に髄液検査が必要か論じたことがあります。 近年はプロカルシトニンを利用した基準があり、Step by StepとPECARNを紹介しました。 Step by Stepの対象は日齢22から日齢90…
以前、生後3か月未満の発熱に髄液検査が必要か論じたことがあります。 近年はプロカルシトニンを利用した基準があり、Step by StepとPECARNを紹介しました。 Step by Stepの対象は日齢22から日齢90…
妊娠中のお母さんがかかると、赤ちゃんに悪い影響をおよぼすリスクがある感染症がいくつかあります。 トキソプラズマ(Toxoplasma)、梅毒(Other)、風疹(Rubella)、サイトメガロ(Cytomegalo)、単…
「食物蛋白誘発胃腸症」という言葉を知っていますか? もしくは「消化管アレルギー」という言葉を知りませんか? さすがに最近は「ミルクアレルギー」という言葉は使われていないと思いますが、もし知っていれば同じ病態を指します。 …
病院側への賠償命令確定 救急搬送、帰宅後に死亡 頭痛を訴えて長野県波田町(現松本市)の町立病院に救急搬送された男子生徒(当時13歳)が帰宅直後に死亡したのは、担当医が必要な検査を怠ったためだとして、横浜市の母親が病院側に…
皆さんは、生後3か月未満の発熱をどうしていますか? というのも、最近どうも新生児から生後1、2か月の発熱によく遭遇するのです。 保護者目線だと「病院に相談します」という対応で私は良いと思います。 いっぽうで、医療者目線だ…
小児科医の責務の一つに、「子どもの肺炎を見抜く」というものがあります。 これはネルソン小児科学にも記載があります。 臨床医の役割は、肺炎を鑑別することである。 肺炎は細菌性である可能性がより高く、その場合、治療に抗菌薬を…
CRPの価値は医師や施設によって様々です。 私は神戸大学の研修医だったころ、岩田健太郎先生に「CRPはしょせん16点(160円)の検査。ペットボトルジュース1本分の価値しかない」と教わりました。 私が研修した総合診療科(…
2018年4月1日から、ヒトメタニューモウイルスの検査をする前に、レントゲン撮影を必ずしも行わなくていいことになりました。 今回は、ヒトメタニューモウイルス検査における保険適応の変更について書きます。 今までのヒトメタニ…
毎年毎年、浴びるほどインフルエンザを診ています。 自分がインフルエンザにならないのが奇跡です。 これだけたくさんのインフルエンザを診ていていれば、検査をしなくてもインフルエンザかどうか診断できる「熟練した小児科医」になれ…
アメリカ、アラバマ小児病院で、3歳の男の子が食物経口負荷試験中にアナフィラキシーショックで亡くなられました。 このショッキングな事件を受けて、食物経口負荷試験について考えてみます。 死亡事故の概要 経口負荷試験中の死亡事…