RSウイルスやインフルエンザの検査。保育園に指示された時の11の対応。
「鼻水が出ているので、RSウイルスの検査をするように保育園に言われました」 3歳の男の子のお母さんが、診察室に入るなりこう切り出しました。 男の子は確かに鼻水が出ています。 少し黄色っぽい鼻水です。 元気な表情で、目の輝…
「鼻水が出ているので、RSウイルスの検査をするように保育園に言われました」 3歳の男の子のお母さんが、診察室に入るなりこう切り出しました。 男の子は確かに鼻水が出ています。 少し黄色っぽい鼻水です。 元気な表情で、目の輝…
「では血の検査をしますので、お子さんをお預かりします。お母さんは待合室でお待ちくださいね」 これは、当院の看護師がよく使うフレーズです。 明石医療センターに限ったわけではなく、多くの小児科外来で「採血や点滴をするときはお…
最近、小児科外来でも「ヒトメタニューモウイルス陽性」という検査結果が出てくるようになりました。 小児科医にとって「もうすぐ春が来るなあ」と感じるときです。 小児科医は日々の外来で季節の移り変わりを感じているのですけれど、…
医者になったとき、私は「一人でも多くの患者さんを診たい」という気持ちでした。 研究するよりも、臨床のほうが興味がありました。 ですが最近は、研究と臨床は必ずしも二者択一ではないと考えるようになりました。 研究することで、…
私はPALSという子どもの二次救急のプロバイダーです。 PALSには「不幸にも子どもが亡くなってしまったとき、どのような対応をすべきか」という内容が含まれます。 「子どもの死」に対する対応は、死亡を確認する前から始まって…
今日は、中学校の先生たちと不登校の子どもについて意見を交わすことができました。 学校の先生が生徒の心の機微をしっかり捉えて、深く考えてくださっていることが分かり、大変心強く思いました。 有意義な面談だったと思います。 不…
命を救うことを目標として診療にあたっていますが、どうしても救えない命にも遭遇します。 長い闘病生活の末に亡くなるというケースもありますが、突然死のように誰も予期しえなかった死というケースもあります。 2017年2月8日に…
松野莉奈さんが18歳の若さで突然死しました。 小児科医は「命が生まれる瞬間」にはよく立ち会います。 ですが「命が消える瞬間」は比較的遭遇しにくいです。 子どもは生命力が強く、高齢者を多く診る内科医、外科医に比べて「死」に…
起立性調節障害は、どのお医者さんに診てもらえばよいのでしょうか。 普通の小児科。 循環器専門医。 神経専門医。 心身症認定医。 精神科・心療内科。 起立性調節障害は循環器の病気だともいえますし、神経の病気ともいえますし、…
起立性調節障害という病気をご存知でしょうか。 「朝しんどくて起きられない……」 「頭が痛くて、吐き気もして、ご飯も食べられない……」 「立ち上がるとめまいがして、気を失いそうになる……」 症状は朝に強く、夕方から夜にかけ…