百日咳の症例提示。乳児のしつこい咳と百日咳を疑う4つの症状。
この記事は2017年1月12日に書かれました。 小児呼吸器感染症ガイドライン2017で百日咳診療が大きく変わりましたので、2017年3月7日にリライトしました。 診療変更のきっかけとなった、百日咳LAMP法については、こ…
この記事は2017年1月12日に書かれました。 小児呼吸器感染症ガイドライン2017で百日咳診療が大きく変わりましたので、2017年3月7日にリライトしました。 診療変更のきっかけとなった、百日咳LAMP法については、こ…
唐突にやってくる救急疾患 飛行機内で「お客様の中でお医者様はいらっしゃいませんか?」というアナウンスが流れる状況は、ドラマの中だけだろうと私は思っていました。 しかし、私の同僚にはこういうシチュエーションに遭遇したものが…
腸重積は腸の中に腸が入りこんで、ぎゅーぎゅーと締め付けられる病気です。 放っておいても自然に治ることはほとんどなく、そのうち締め付けられた腸管が壊死して穴が開いて、最悪死に至るという怖い病気です。 今回は、その腸重積につ…
医学部に入ったときの話です。 1年生の、医学総論という授業でのことだったと思います。 「どうして医学部に入りましたか?」と、唐突に聞かれました。 そして授業が始まりました。 それは、医学部1年生の私にとって、鮮烈なもので…
臓器別専門医の時代 頭痛は神経内科で診てもらっていて、胸痛は循環器内科で、腹痛は消化器内科で、腰痛は最初は整形外科だったけど、今はペインクリニックで診てもらっていて……。 年を重ねてくると、このようになってくるかのかもし…
小児科医は子どもの総合医であることや、総合医であるためには高い診断能力が必要であることは、こちらの記事に書きました。 今回は、診断能力以外で小児科医に求められる能力について書きます。 すべての病気を治療できる必要はない …
子どもたち一人ひとりを包括的にとらえた医療、保健を実践している日本小児科学会は、 1)小児科専門医は「子どもの総合医」であること、その領域は、成育医療も含め広範囲であると考えます。 2)子どもたちの生活の「質」と「安全・…
疫学 世界全体では、ロタウイルスは5歳未満児において年1億1100万例を超える下痢症例を引き起こすと推計されている。このうち1800万例が少なくとも中等度と考えられ、死亡は年約50万例である。米国では、ロタウイルスによる…
はやと君は2歳の男の子です。 毎日保育園に元気に通っています。 今の季節は3月。 保育園では最近、胃腸炎が流行しているそうです。 ロタウイルス腸炎の症例提示 突然の嘔吐 朝、はやと君がなかなかご飯を食べてくれません。 い…
RSウイルスは2歳までにすべての子どもがかかると言われている感染症。 ほとんどの子どもは、感染しても軽い症状しか出ません。 今回は、一般的なRSウイルス肺炎の経過を提示します。 軽症RSウイルス肺炎の症例提示 はなちゃん…