子供の咳止めとコデイン禁忌。小児科医が市販薬を考える。
「医者がドラッグストアで薬を買うことなんてあるんですか?」 もちろんあります。 医者もカゼをひきますし、特に小児科医はカゼの子どもと濃厚接触しますから、いくらマスクや手洗いで防御してもいろいろカゼをもらいます。 総合感冒…
「医者がドラッグストアで薬を買うことなんてあるんですか?」 もちろんあります。 医者もカゼをひきますし、特に小児科医はカゼの子どもと濃厚接触しますから、いくらマスクや手洗いで防御してもいろいろカゼをもらいます。 総合感冒…
2017年6月6日、日本小児アレルギー学会が「鶏卵アレルギー発症予防に関する提言」を発表しました。 リンク先から提言を読むことができます。 詳しくは提言を実際に読んでいただければよいのですが、さらっと読むには少し分量があ…
2017年6月10日追記。 社会保険診療報酬支払基金の審査情報提供事例について付け加えました。 胃腸炎の基本治療は、水分をしっかり摂ることです。 脱水にさえならなければ、子どもは安全に回復します。 脱水が軽度から中等度の…
子どもが吐くと、すごく心配になります。 「子どもの下痢・嘔吐にいい飲み物はなんですか?」という質問は、小児科外来でも救急でもよく聞かれます。 子どもの下痢・嘔吐にはオーエスワンがいいのでしょうか? 2倍に薄めたリンゴジュ…
0歳児と1歳児はとてもたくさんの予防接種を受けます。 予防接種のメリットは今までたくさん書いてきました。 私には「予防接種は受けるべきである」という基本姿勢があります。 予防接種には大きなメリットがあります。 いっぽうで…
小児科医であれば多くが知っているであろうことですが、意外とお父さん・お母さんには伝わっていないことがあります。 その一つが、熱性けいれんの予防についてです。 今回は熱性けいれんを防ぐうえで、間違えやすい4つの落とし穴につ…
2017年6月9日更新 審査情報提供事例について追記しました。 勤務先の病院が変わると、提供する医療も少し変わります。 今まで当たり前だと思っていたやり方が、当たり前ではないということに気づきます。 「どの方法が最もいい…
医学は日進月歩です。 新しい検査法や、新しい抗生剤が開発され、細菌の抗生剤耐性株の比率も変化し、そのたびにガイドラインが変更されます。 今回は、小児呼吸器感染症診療ガイドライン2017の変更点を書きます。 そして、そこか…
小児呼吸器感染症診療ガイドライン2017が2016年11月19日に出版されました。 私が真っ先に読んだ項目は、百日咳とインフルエンザです。 百日咳は、百日咳LAMP法の登場で、診断基準が大きく変わりました。 正直なところ…
オゼックスという抗生剤が、マイコプラズマに対して処方できるようになりました。 これにより、マイコプラズマの治療がどう変わるのかを考察します。 マイコプラズマ肺炎の治療 マイコプラズマといえば、肺炎を起こす細菌です。 マイ…