誰も理解してくれない!起立性調節障害に潜む4つの闇。
起立性調節障害という病気をご存知でしょうか。 「朝しんどくて起きられない……」 「頭が痛くて、吐き気もして、ご飯も食べられない……」 「立ち上がるとめまいがして、気を失いそうになる……」 症状は朝に強く、夕方から夜にかけ…
起立性調節障害という病気をご存知でしょうか。 「朝しんどくて起きられない……」 「頭が痛くて、吐き気もして、ご飯も食べられない……」 「立ち上がるとめまいがして、気を失いそうになる……」 症状は朝に強く、夕方から夜にかけ…
2017年6月4日更新。 (正しいQT時間の求め方について、別記事で詳細な説明を追加しました) 学校心臓健診、というのがあります。 平成6年12月から小学校1年生、中学校1年生、高等学校1年生全員に心電図検査が義務付けら…
年間1000人の赤ちゃんが生まれる病院に勤務していると、毎日黄疸の赤ちゃんが小児科に入院してきます。 毎日毎日のことなので、評価(私たちはアセスメントとよく言います)がおろそかになりがちです。 実際におろそかにならないよ…
子どもの内分泌疾患はそれほど多くはありません。 それでも外来で遭遇しやすい内分泌疾患があります。 私が遭遇したことのある内分泌疾患を、その頻度順に列挙してみます。 アセトン血性嘔吐症(自家中毒) 低身長 クレチン症 乳房…
夜尿症とは「睡眠中に無意識のうちにおしっこをしてしまうこと」です。 夜尿症は小学校入学時でも10人に1人罹患しているというきわめてありふれた疾患です。 夜尿症が続くと、自尊心が低下するなど精神的な弊害があるとも言われてい…
この記事は2017年1月13日に書かれました。 小児呼吸器感染症ガイドライン2017で百日咳診療が大きく変わりましたので、2017年3月7日にリライトしました。 診療変更のきっかけとなった、百日咳LAMP法については、こ…
川崎病の診断基準 川崎病の診断は実にシンプルです。 熱が5日以上続く。 手のひら、足の裏が赤くなり。手足が硬く腫れる。 全身に発疹が現れる。 白目が赤くなる。 口唇、のど、舌が赤くなる。 首のリンパ節が腫れる。 このうち…
川崎病は本当によく出会う小児科疾患の一つです。 私が明石医療センターに勤務しているときの経験でも、年間20人くらいの子どもが川崎病で入院します。 明石市は年間2500人ほどの出生数があり、市内の中核病院としては明石市民病…