子どもの咳。ガイドラインと小児科医としての経験。
咳は、発熱に次いで小児科外来の患者さんに多い症状です。 患者さんが病院に来る理由のことを医学用語では「主訴(しゅそ)」といいますが、今日の小児科外来で最も多かった主訴は「発熱、咳嗽(がいそうと読みます。いわゆる咳のことで…
咳は、発熱に次いで小児科外来の患者さんに多い症状です。 患者さんが病院に来る理由のことを医学用語では「主訴(しゅそ)」といいますが、今日の小児科外来で最も多かった主訴は「発熱、咳嗽(がいそうと読みます。いわゆる咳のことで…
明日から9月ですね。 兵庫県では、9月からRSウイルス流行期に入るとされています。 RSウイルスの重症化を抑えることが期待されている薬として、シナジスがあります。 早産(在胎35周6日以下)や心疾患などRSウイルス感染に…
子どもが風邪をひいたとき、キプレスやシングレア、オノンを処方されたことはありませんか? RSウイルスやヒトメタニューモウイルス、ライノウイルス、パラインフルエンザウイルスなどにかかった子どもは、たとえ喘息でなくても「ぜー…
「医者がドラッグストアで薬を買うことなんてあるんですか?」 もちろんあります。 医者もカゼをひきますし、特に小児科医はカゼの子どもと濃厚接触しますから、いくらマスクや手洗いで防御してもいろいろカゼをもらいます。 総合感冒…
日常診療の一コマです。 このとき小児科医は何を考えていると思いますか? ちょっと小児科医の頭の中を覗いてみましょう。 どうでしょうか。 おそらく、一般的なお母さんの気持ちとは違うのでないのでしょうか。 レントゲン検査はと…
2018年8月19日追記:記載を具体的にしました。 子どもが病気になったら、学校をお休みさせると思います。 学校を休む理由は2つあります。 子どもにしっかり休養をとらせるため。 他のクラスメートに病気をうつさないため。 …
「鼻水が出ているので、RSウイルスの検査をするように保育園に言われました」 3歳の男の子のお母さんが、診察室に入るなりこう切り出しました。 男の子は確かに鼻水が出ています。 少し黄色っぽい鼻水です。 元気な表情で、目の輝…
最近、小児科外来でも「ヒトメタニューモウイルス陽性」という検査結果が出てくるようになりました。 小児科医にとって「もうすぐ春が来るなあ」と感じるときです。 小児科医は日々の外来で季節の移り変わりを感じているのですけれど、…
RSウイルスは2歳までにすべての子どもがかかると言われている感染症。 ほとんどの子どもは、感染しても軽い症状しか出ません。 今回は、一般的なRSウイルス肺炎の経過を提示します。 軽症RSウイルス肺炎の症例提示 はなちゃん…