私の食物アレルギー診療の実際その2「予防」。
私のアレルギー診療の実際を予防・診断・治療に分けて紹介します。 今回の記事は、「予防」についてです。 これは2008年にLACK先生が提唱した二重抗原仮説:感作は皮膚、寛容は腸管という理論がメインとなります。 これをエビ…
私のアレルギー診療の実際を予防・診断・治療に分けて紹介します。 今回の記事は、「予防」についてです。 これは2008年にLACK先生が提唱した二重抗原仮説:感作は皮膚、寛容は腸管という理論がメインとなります。 これをエビ…
気管支炎や肺炎という言葉は聞いたことがあると思いますが、「細気管支炎」というフレーズはなかなか聞き慣れないと思います。 細気管支炎とは、気管支の末梢、つまり気管支がさらに細くなったところに起きる感染症です。 生後6か月未…
子どもが病院を受診するもっとも多い理由は発熱です1)。 したがって、小児科医は発熱時の対応を上手に説明できることが求められます。 私の印象では、多くの保護者が「熱があるときはお風呂に入ってはいけない」と思っています。 そ…
だんだんと寒くなってきました。 もうすぐノロウイルス、ロタウイルスの時期です。 胃腸炎が流行する前に、兵庫県立柏原病院は経口補水療法の方法を見直しました。 嘔吐や下痢で当院を訪れた患者さんに、経口補水療法の方法を書いたリ…
ニュースで「重症の熱中症、いわゆる熱射病に……」という報道をいくつか見かけました。 マスコミを中心に、熱射病というフレーズはまだ生きています。 ただ、私がいる小児科では「熱射病」という言葉は使いません。 代わりに「熱中症…
PFAPAという症候群を知っていますか? 「周期性発熱・アフタ性口内炎・咽頭炎・頚部リンパ節炎症候群」の頭文字をとって、PFAPA症候群と呼ばれます。 「PFAPAなんて聞いたことないです!」というお父さん・お母さんは多…
Shared Decision-makingという言葉を知っていますか? 共有意思決定と直訳されます。 すなわち、医師と患者が協力・対話しながら、健康増進のための方法を一緒に考えることです。 治療方針にいくつか選択肢があ…
現在のインフルエンザ診断キットは、A型/B型を別々に判定してくれるということは皆さんご存知だと思います。 ですが、インフルエンザA型とインフルエンザB型に区別することに、どれだけの意味があるのでしょうか。 「Aのほうが熱…
「タイムアウト」というと、どういう状況を想起しますか? 私はバレーボールをしていたので、タイムアウトといえば「テクニカル・タイムアウト」を想起します。 8点と16点を先取した場合、自動的に30秒間、試合が一時中断されます…
第108回の医師国家試験からの出題です。 2歳の男児。 早朝から発熱を認め、四肢に皮疹が出現したため母親に連れられて来院した。 口腔内に疼痛はあるが、全身状態は良好である。来院時の手の写真を示す。 原因ウイルスはどれか。…