食物アレルギー。「除去して治す」と「食べて治す」のエビデンス。
食物アレルギーは、「除去して治す」という戦略と、「食べて治す」という戦略が存在します。 この2つは矛盾するようで、時間軸でのズレが存在するために矛盾しません。 場合によっては、「まずは除去し、それから食べて治しましょう」…
食物アレルギーは、「除去して治す」という戦略と、「食べて治す」という戦略が存在します。 この2つは矛盾するようで、時間軸でのズレが存在するために矛盾しません。 場合によっては、「まずは除去し、それから食べて治しましょう」…
卵アレルギーを「玉子アレルギー」と書かれると、なんだかぞわぞわします。 卵と玉子の違いって何なんでしょう。 こういう疑問は他にもあります。 コンソメとブイヨン。 いくらと筋子。 サイダーとソーダ。 そうめんと冷や麦。 違…
突然ですが、節分の豆まきで何をまきますか? 「いや、豆でしょ」 という心無いツッコミもありそうですが、東北や北海道では落花生、すなわちピーナッツをまいています。 宮崎や鹿児島もピーナッツをまいているという情報があります。…
アトピー性皮膚炎が、すぐに完治するということはありません。 どこを治療のゴールとするかで意味合いが変わってきますが、たとえば「保湿さえ続けていれば湿疹は十分に予防され、ステロイドを塗る必要がない」という状態をゴールとする…
今回は子どものアレルギー性鼻炎のお話です。 小児科医が診ている代表的なアレルギー疾患は次の4つです。 アトピー性皮膚炎 食物アレルギー 気管支喘息 アレルギー性鼻炎 今回は、4のアレルギー性鼻炎に対する治療に、私の中で大…
大晦日ですね。 今年1年の締めくくりは、気管支喘息の話題にしたいと思います。 小児気管支喘息治療・管理ガイドライン2017が2017年11月に発行されました。 以前のガイドラインは2012ですので、5年ぶりの改定です。 …
丹波市に赴任してから、アレルギーに関する講演の話をよく頂きます。 とても光栄なことです。 2017年12月26日、丹波地区学校給食研究協議会研修会で講師を務めさせて頂きました。 この講演を通じて、学校と食物アレルギー診療…
小児科外来や耳鼻科外来で、子どもが吸入治療を受けたという経験をお持ちのお母さんは多いと思います。 病院では、咳やぜーぜーとした喘鳴に対して吸入をします。 いっぽうで、気管支喘息のために、毎日自宅で子どもに吸入させているご…
2017年12月16日、17日と横浜の総合アレルギー講習会に行ってきました。 喘息の子どもに対して、どのような吸入指導をすればいいかを学びました。 初めて知ったのは、喘息治療管理料2でスペーサーを保護者にお渡しできるとい…
2017年11月14日、わが国の施設で経口免疫療法中の児が心肺停止となったという知らせがありました。 この件は、日本小児アレルギー学会による注意喚起がすでに出されています。 私のアレルギー外来に来てくださっている食物アレ…