医者にとっての一日一善。一日一つ賢くなる、一つの方法。
私は神戸大学附属病院で初期研修をしました。 一番最初に研修したのが総合診療科です。 そのとき、私を指導してくれた金澤健司先生(現加古川中央市民病院総合内科)から言われた言葉の一つが「一日一つ賢くなりなさい」でした。 本当…
私は神戸大学附属病院で初期研修をしました。 一番最初に研修したのが総合診療科です。 そのとき、私を指導してくれた金澤健司先生(現加古川中央市民病院総合内科)から言われた言葉の一つが「一日一つ賢くなりなさい」でした。 本当…
92cm。 この数字が何を指すか知っていますか? これは、ユニバーサルスタジオでスヌーピーのグレート・レース(ワンダーランドの中にある室内コースター)に乗るために必要な身長です。 乗ったことがある人は知っていると思います…
インフルエンザの検査をしました。 結果は陰性でした。 インフルエンザは否定されるでしょうか。 この質問を、一般的なお父さん・お母さんにしますと、「いや、インフルエンザは否定できないと思います」と回答されます。 どうしてそ…
「鼻水が出ているので、RSウイルスの検査をするように保育園に言われました」 3歳の男の子のお母さんが、診察室に入るなりこう切り出しました。 男の子は確かに鼻水が出ています。 少し黄色っぽい鼻水です。 元気な表情で、目の輝…
「では血の検査をしますので、お子さんをお預かりします。お母さんは待合室でお待ちくださいね」 これは、当院の看護師がよく使うフレーズです。 明石医療センターに限ったわけではなく、多くの小児科外来で「採血や点滴をするときはお…
最近、小児科外来でも「ヒトメタニューモウイルス陽性」という検査結果が出てくるようになりました。 小児科医にとって「もうすぐ春が来るなあ」と感じるときです。 小児科医は日々の外来で季節の移り変わりを感じているのですけれど、…
医者になったとき、私は「一人でも多くの患者さんを診たい」という気持ちでした。 研究するよりも、臨床のほうが興味がありました。 ですが最近は、研究と臨床は必ずしも二者択一ではないと考えるようになりました。 研究することで、…
私はPALSという子どもの二次救急のプロバイダーです。 PALSには「不幸にも子どもが亡くなってしまったとき、どのような対応をすべきか」という内容が含まれます。 「子どもの死」に対する対応は、死亡を確認する前から始まって…
今日は、中学校の先生たちと不登校の子どもについて意見を交わすことができました。 学校の先生が生徒の心の機微をしっかり捉えて、深く考えてくださっていることが分かり、大変心強く思いました。 有意義な面談だったと思います。 不…
命を救うことを目標として診療にあたっていますが、どうしても救えない命にも遭遇します。 長い闘病生活の末に亡くなるというケースもありますが、突然死のように誰も予期しえなかった死というケースもあります。 2017年2月8日に…