「赤ちゃんと子どもの病気・ホームケア事典」の特徴。

不安に打ち勝つには、知識が必要です。

子育て、子どもの病気、ホームケアについての知識です。

知識があれば、不安が和らぎ、気持ちに余裕ができて、受診の効率・効果が上がります。

そして、それはお子さんのために繋がります。

【0‐6歳 最新版】ママとパパの赤ちゃん・子どもの病気・ホームケア事典

とても良い本ができました。

「オギャー」と元気に生まれた赤ちゃんが、そのまま健康にすくすくと育っていく。
それはとても幸せなことだと思います。

そんな幸せに向かって、ちょっとだけお手伝いできるような本を目指しました。

今日は、「赤ちゃんと子どもの病気・ホームケア事典」について、少しだけ宣伝させてください。

特徴1:小児科医が完全監修

先日、本屋さんに行って感じました。
ホームケアの本ってたくさんありますね。

多くの本で、お医者さんが監修しています。
医師が監修ってこと自体は珍しくないように思います。

ただ、言わせてください。
本書は、シンプルな医師監修ではないと思うのです。

本書の制作にあたって、私が担当者に送ったワードファイルの原稿の総文字数は14万4962文字です。
メールでお答えした内容もたくさんあるので、それらを併せれば16万文字を超えます。

小児科ファーストタッチが18万文字小児科ベストクエスチョンが16万7千文字ですから、単著1冊分の熱意と覚悟とが「赤ちゃんと子どもの病気・ホームケア事典」に詰め込まれています。

さらに、校正紙をもらってからも、かなりいっぱい手を加えさせて頂きました。

汚い字で申し訳ありません。
少しでも読みやすいようにと、赤ペンと青ペンを使い分けてみましたが、たくさん書き込みすぎてカオスになりました。

校正は今まで1回だったのですが、本書では2回校正の機会をもらえたので、お言葉に甘えて十二分に構成させて頂きました。

さらに、合計10回のZoom会議で、本書のテーマ・内容を練り上げました。
毎回2時間ほどの議論でしたので、総会議時間は20時間になると思います。
1つのテーマでこんなに会議したのは初めてです。

小児科ファーストタッチ(4000円)が小さく霞んでしまうくらいの、圧倒的なボリュームです。

繰り返しますが、「赤ちゃんと子どもの病気・ホームケア事典」はただの医師監修本ではありません。
相当な熱量と覚悟が、ぎっしりとつまった224ページとなっています。

特徴2:眼科・耳鼻科・歯科・皮膚科の医師とも連携

「小児科医って子どものことなら全部分かるの?」

この質問は、シンプルでそして難しい質問です。
小児科医は「子どもの総合医」ですから、子どものあらゆるトラブルに精通しているべきでしょう。

とはいっても、やはり目のことは眼科の先生、耳や鼻のことは耳鼻科の先生、歯のことは歯科の先生、皮膚のことは皮膚科の先生のほうが詳しいです。

本書は兵庫県立丹波医療センターの眼科の金光先生、耳鼻科の小松先生、歯科の竹内先生・寺岡先生、皮膚科の村田先生にも内容を確認してもらっています。
(巻末には症例写真提供者としてクレジット表記しています)

各領域のスペシャリストの先生がアドバイスしてくれた結果、本書は小児科疾患ではないような目・耳・鼻・歯・皮膚の病気に対しても、かなり詳しく、そして正確な内容となりました。

目・耳・鼻・歯・皮膚の病気に詳しいというのは、既存のホームケア本にはない、大きな特徴だと思います。

特徴3:非常に豊富な写真とイラスト

もし本屋さんで見かけたら、ぜひ本書をパラパラとめくってください。

非常にカラフルで、そしてフレンドリーな印象を受けると思います。

その理由は、素敵なレイアウトでもあるのでしょう。
そして、それ以上に豊富な写真とイラストのおかげだと思います。

本書には、すごくたくさんの写真とイラストが使われています!

病気に関する写真がなんと57枚
薬の写真42枚
その他の写真28枚

小児科ファーストタッチも「写真が多くてステキ」と時々嬉しいお言葉を頂きますが、それでも59枚です。
一般書で、この写真の多さは間違いなくトップクラスです。

さらには218点のイラストと、3ページの漫画、そして4コマ漫画は8点
イラストたっぷりです。

とても目に優しい1冊となっています。

特徴4:「ママとパパのはじめての妊娠・出産事典」と併せて

本書は単独でも全く問題ないのですが、【最新版】ママとパパのはじめての妊娠・出産事典の併せて読むことで、さらに読みやすさが増します。

これらは同じ出版社で、校正・企画が同一なので、趣旨やテーマも引き継がれています。
私も今回の「赤ちゃんと子どもの病気・ホームケア事典」を監修するにあたって、「妊娠・出産事典」も熟読させて頂きました。

それは最新のガイドラインに準じた、とても科学的で正しく、そして分かりやすい「妊娠・出産事典」でした。
このすばらしい本の同一線上に位置できるよう、本書も小児科の各種ガイドライン、Up to dateに準じた内容にしています。

「医師も知らないとっておきの裏情報」みたいな内容は、本書にはありません。
ですが、最新のガイドラインに即した「スタンダードな医療」を広く分かりやすく詰め込みました。

まとめ

「赤ちゃんと子どもの病気・ホームケア事典」の特徴をまとめます。

  • 小児科医が完全監修。原稿文字数16万文字の熱意と覚悟。
  • 眼科・耳鼻科・歯科・皮膚科の医師とも連携し、子どものあらゆる疾患をカバー。
  • 127枚の写真と218点のイラスト。見た目で伝わる分かりやすさ。
  • 妊娠、出産、子育ての「スタンダード」を知ることができる。

手に取ってくだされば、すぐに魅力が伝わると思います。

もしもに備えて、または普段の予防に。
どんな状況でも役立ちます。

ABOUTこの記事をかいた人

小児科専門医、臨床研修指導医、日本周産期新生児医学会新生児蘇生法インストラクター、アメリカ心臓協会小児二次救命法インストラクター、神戸大学大学院医学研究科内科系講座小児科学分野に入局。現在、おかもと小児科・アレルギー科院長。専門はアレルギー疾患だが、新生児から思春期の心まで幅広く診療している。