脈拍確認せず心臓マッサージなんてアリエナイ!に対するエビデンス。
心停止した人に対し、脈拍の確認は必須ではないことを以前書きました。 すると、このようなご意見を頂きました。 医師・看護師がCPA確認において『脈拍確認を行わなくてもいい』というように読めますが、 そのように指導教育してい…
心停止した人に対し、脈拍の確認は必須ではないことを以前書きました。 すると、このようなご意見を頂きました。 医師・看護師がCPA確認において『脈拍確認を行わなくてもいい』というように読めますが、 そのように指導教育してい…
「くも膜下出血に心臓マッサージしていい?という質問に丁寧に答える」 1週間前にこのような記事を書いて、とてもたくさんの支持を頂きました。 たくさんの人が「目撃者による心肺蘇生」に興味を持ってくださったことに対して、とても…
このブログを始める前から考えていたことがあって、コツコツ書き溜めていました。 2年ほど書き続けて、ようやく形になったので、kindle本で公開します。 お父さん・お母さんのための小児科パール60という本です。 今回は、こ…
明日はPALS(子どもの専門的な救急蘇生のことです)のインストラクターをしてきますので、救急の勉強をしています。 そんなとき、このようなニュースを知りました。 4日、舞鶴市内の体育館で行われた大相撲の春巡業では、多々見市…
医療現場には様々な格言があります。 これらの格言はエビデンスに基づいているわけではありません。 ですが、多くの医療者が「分かる」と納得するようなものばかりです。 今回は、そのような格言を紹介するとともに、「クリニカルパー…
アトピー性皮膚炎が、すぐに完治するということはありません。 どこを治療のゴールとするかで意味合いが変わってきますが、たとえば「保湿さえ続けていれば湿疹は十分に予防され、ステロイドを塗る必要がない」という状態をゴールとする…
Shared Decision-makingという言葉を知っていますか? 共有意思決定と直訳されます。 すなわち、医師と患者が協力・対話しながら、健康増進のための方法を一緒に考えることです。 治療方針にいくつか選択肢があ…
機動戦士ガンダム ©創通・サンライズ AMRを知っていますか? Antimicrobial resistance、つまり薬剤耐性菌のことです。 アムロ・レイのことではないです(こういうポスター、好きですが)。 AMR対策…
2019年3月14日更新。 本を出版しました。 これから小児科を研修する先生にぜひ学んで欲しいことを1冊にまとめています。 これは兵庫県立柏原病院の研修医ミーティングで、実際の初期研修医による「こんな小児科研修をしたい」…
RSウイルスは2歳までにすべての子どもが100%経験する感染症です。 RSウイルスにかかることなく生きていくことは決してできません。 それくらい巷で流行しているRSウイルスですが、1年中かかりやすいのかというとそうではあ…